ももたろうさんの出産体験記

投稿名 ももたろう
出産年月日 2017年1月
分娩方法 誘発分娩

◎なぜこの病院を選んだのか?
自宅から近いこと・日本人の助産師さんがいること
初めての子育てなので母乳育児を成功させたい。教えてほしいと思っていた。
Babyfreundliches Krankenhaus(赤ちゃんにやさしい病院)だと知ったので。
(WHO・ユニセフが定めた「母乳育児を成功させるための10か条」を満たし認定を受けた病院)

◎お産の流れ・感想
誘発分娩でも自然に近い形で出産できたと思います。
ドイツで出産したから経験したことがいい思い出です。

予定日を10日過ぎ誘発分娩をすることになりました。
陣痛を起こす薬は自分で選択できました。
病院や人にもよるのかもしれませんが、私の場合は錠剤かジェルのどちらかでした。
ジェルは6時間おきの使用が可能で挿入後1時間半のCTG(赤ちゃんの心拍やおなかの張りのチェック)・その後1時間半後に30分のCTGチェック
錠剤は4時間おきの服用が可能で服用後45分のCTGチェックのみ
私は拘束時間の短い錠剤を選びました。

予定日を過ぎても前駆陣痛もなくお腹の張りもなく。ウォーキング・雑巾掛け・スクワットをしてもダメでした。
とうとう予定日過ぎ10日、誘発分娩で入院するため病院へ向かいました。
夫は会社を休み付き添ってくれました。
朝、CTGと子宮口のチェック。この時子宮口1cmでした。
錠剤を服用しておよそ2時間後くらいだったと思います。定期的にお腹が張り出しました。
(痛みはなく今思えば前駆陣痛だったと思います)
服用から4時間後、薬がまだ効いているので軽めの錠剤を追加で服用しました。
この時初めて感じるお腹の張りでしたので、待ちに待った赤ちゃんに会える喜びでいっぱいでした。
CTGチェックの後は病室で過ごしたり、院内のカフェテリアへ行ったり・散歩をしたり自由に過ごしていいです。
夫とともに散歩したり、階段の上り下りをしたりして過ごしました。

しかし夕方にはお腹の張りの波が引いてしまいました。
再度錠剤を飲みました。また数時間後お腹の収縮が始まりました。
病院からの説明ではその日のうちにお産が始まらないことも多いと聞いていましたが、私も夫もその日に産まれるのではないかと期待していたので少しがっかりでした。

夜遅くなり収縮も強くなってきました。子宮口を柔らかくする薬を服用し、朝まで病室で休んでいいと言われました。
もしも陣痛が辛くなったら分娩室へ来るようにとのことでした。

深夜には陣痛が強くなり、陣痛を計るアプリで間隔をみると6・7分間隔でした。
徐々に痛みも強くなって本格的な陣痛が来たかなと思いました。
5分か4分間隔になったら分娩室へ行こうと勝手に自分で決めて病室で過ごしました。

しかし朝になるころに8分間隔になり、昨夜の痛みも嘘のように軽い陣痛になりました。
子宮口は2cm程しか開いていなくて・・・・・・・。がっかりしました。
正直昨夜の陣痛は強く、これを乗り越えれば出産できると思ったので耐えられたのですが。
また1からやり直しかな・・・。
そう思ったらポロポロ涙が出てきました。
陣痛の来ない自分や泣いてしまう自分が嫌でした。

「何度も波が引いてしまったり今日も産まれなかったら、帝王切開を希望するかもしれない・・・」
たった一日ですが、夜の陣痛は痛くて。。。夫に弱音を吐きました。

次の日も夫は会社を休み付き添ってくれました。
再度薬を服用し、夕方には6分間隔の陣痛になりました。
助産師さんに
「3分間隔になったらPDA(無痛分娩)をするから分娩室へきてね」と言われ。
赤ちゃんに会えるかもしれないと思い嬉しかったです。

陣痛の波に乗れるように分娩室と病室の間を歩きました。
壁や夫につかまりながら、必死に歩いてましたが痛みが強くなり。
もう座りたくて・・・・。でも前日のように陣痛が引いてしまうのが嫌で椅子を求めながら歩きました。
この時5分間隔。
休憩に病室へ戻りました。
(病室へ戻ってしまい弱い母親だな・・・)と情けなく思う。
トイレへ行き便座に座ると無性にイキみたくなり、うっっと力を入れてすぐ。マズイと思いました。
すぐに分娩室へ行き、イキみ逃がしのコツを聞こうと思いました。

分娩室で子宮口を見てもらうと4cmでした。
(まだ4cm・・・。充分痛いのにこれからピークが来るなんて耐えらない)
4cmならPDAしてもらえると思いましたが、もう遅いと言われました。
そんなわけないと思い再度交渉しました。

私 「これ以上痛みに耐える自信がない 遅くてもPDAできないか?」
助産師さん 「私が知ってる妊婦さんの中でもあなたは痛みに強いわよ」
私 「でもまだ子宮口は4cmでしょ。もう無理よ・・・」
助産師さん「・・・・・・・・。あなた、もうMAX開いてるわよ!!」
私 「え???? え?]

いくらドイツ語といえど数字を聞き間違えるはずないと思うのですが、冷静じゃなかったのだと思います。

可笑しいと思ったの~と笑い、力が抜けました。

まだ5分間隔だったのでお産は先だと思っていたので心の準備ができてないままお産が始まりました。
私の持っている本には”初産の人は5分間隔になるまで自宅で過ごす”と書いてあったので。
誘発分娩じゃなかったら、分娩室まで間に合わなかったかもしれません。

急に分娩台でイキむ私を見て夫は少し焦った様子でした。
私たちは事前に夫婦で立ち合いについて話し合っていました。
私の希望はお股を見られるのは恥ずかしい。しかし血を見たりしても平気ならその判断は任せること。
お産の途中でやっぱりダメだと少しでも思ったら、遠巻きから立ち会うだけでいいこと。
夫は私の気持ちを理解し、自分はたぶん大丈夫だからと言っていました。

いざお産が始まると夫は積極的にサポートしてくれました。
少し張り切り過ぎなところもありましたが、新たな一面をみました。

陣痛が来ると自然に湧き上がるようにイキみたくなります。
2回目で破水したのがわかりました。。
ラッキーなことに頭が見えてきたあたりで日本人の助産師さんが出勤してきました。
そこからは日本語で的確に指示があり助かりました。

「触ると頭がわかりますよ」と助産師さんに誘導されお股を触りました。
赤ちゃんの頭は柔らかく温かくて感動しました。
夫も嬉しそうに見て触っていました。
私はそんな夫を見て ”よし!しっかりイキむぞっ” と気合を入れました。
だんだんとイキむたびに会陰が引っ張られ圧がかかるのがわかりました。
すると助産師さんが温かいタオルをあててくれました。
さらにイキむタイミングで会陰を伸ばしてくれました。
頭が出てきやすいように裂けないようにしてくれてたのか、イキみやすかったです。

PDAは残念ながらできませんでしたが、イキみたい感じで自然に力がでること・会陰の感覚などがわかってよかったです。

赤ちゃんの頭が出てきてる頃、夫は私の脚の横にいました。
そして助産師さんの指示で私の脚をかかえました。
わたしは右脚を助産師さんに左足を夫に抱えられるスタイルで産みました。

夫は赤ちゃんの頭がイキむたびに出たり入ったりしているのを見ていて
「いいよ!今の上手だよ。もう少しだよ」と自然に声がでていました。

「あと一回イキんだら頭出るよ」と助産師さんがいう頃には、イキみたい感じが弱くなってきて間隔も長くなってきてました。
その旨を伝えると
「強くイキみたいと思うまでイキまなくていいよ。赤ちゃんは元気だよ」と言ってもらいました。
少しすると波が押し寄せるような感じが来て
「来ました! きたきたー!イキみます。」と言って力一杯いきみました。
助産師さんに もうイキまなくていいよ と言われてフーフー呼吸をしだして間もなく

スポンッ!! オギャー!!

勢いよく赤ちゃんが飛び出しました。
その瞬間に夫がわーっと声をあげて喜びました。
後から話を聞くと、夫はその瞬間が忘れられないらしく。
出てくるところをばっちり見て感動したそうです。

助産師さんの指示でへその緒を夫が切り、カンガルーケアをしました。
小さな小さな我が子を胸に抱くと温かく愛おしくて愛おしくて。
夫も少し涙目で嬉しそうに ありがとう と握手を求められました。
握手しながら産まれたんだと安堵しました。

陣痛の最初からずっと夫に付き添ってもらいマリエンホスピタルのスタッフもフレンドリーなのでリラックスしてお産に挑めました。
夫は今子育てに積極的です。ドイツで産む選択してくれてありがとうと言ってくれました。
出産に立ち会って貴重な体験ができてよかったそうです。
陣痛は痛かったですが、歩く元気もあり夫と会話しながらの出産でした。
夫婦で出産時の思い出話をしたり 楽しい出産でした。

◎これからドイツで出産する人へのアドバイス
35週目まで逆子でした。しかし自然分娩したかったので遅いかなと諦め半分で体操をして、2回で治りました。
逆子体操にはリスクもあると思いますが、体操してよかったです

夫と共に我が子の誕生の瞬間に立ち会えたことは、夫婦にとっていい経験・思い出になりました。
日本で里帰り出産しては味わえませんでした。わたしはドイツで出産してよかったと思っています。

マリエンホスピタルは日本人の助産師さんがいるのは心強いです。
しかし、ドイツ人のドクター・助産師さん・看護師さんみんなフレンドリーでした。
小児科がないことで迷いましたが、マリエンを選んでよかったです。
ドイツの病院やスタッフは日本の病院とは違うので、日本人からすると放置されてるように感じる人がいるそうですが。
質問すればしっかり教えてくれます。
特にマリエンホスピタルは授乳に力を入れてるので、授乳室でしっかりみてくれてオロオロすることなく安心でした。

私のように夫に脚を抱えられてなんて経験をするのも楽しいです。
ドイツだから経験したこと(日本ではたぶんできなかった)と思います。
夫婦で分娩時の話し合いをしておくこともおすすめです。

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