日独子育て比較文化論 ーお砂場の事例からー

どっぷりザ・ニッポンの環境で育った私がドイツに来て育児をしてふと思った事をもとに書こうと思います。日独比較文化論などと大それたタイトルをつけましたが、そもそも文化的差異なのか個人的差異なのか不明です。・・・というのも、私の偏見に満ちた経験が元になっていますから。

先日、ドイツ人ママに「日本人ママとドイツ人ママではメンタル的に違いがある?」と問いかけられました。「あると思うけど、個人的なものが大きいからドイツ人とか日本人とか分けられないかな。。。」なんて曖昧に答えました。すると、ドイツ人ママは「というのも、フランス人とドイツ人でもすごい違いがあると思うの。特に授乳に関する感覚というか考え方は全然違う。ドイツ人は比較的長く授乳しようとするけど、フランス人は早くやめちゃう」と。んー、まぁ個人差や時代のトレンドもあるので、言い切れないものなんですけどね。そこでそれをきっかけにドイツ人と日本人での違いを自分なりに考えてみたわけです。

こうえん確かに公園でとても違和感を感じた事があります。2歳くらいのドイツ人子どもが2人で公園で遊んでいました。2人がおもちゃの取り合いを始めた、そのときです。ドイツ人ママは2人の子どもに駆け寄り、仲介に入ったと思った私はびっくり。

「うちのコの○○ちゃんがこれを使いたいから、もう少し長く使わせてくれないかな?その後、あなたが使ってね」とドイツ人ママは相手の子に諭すように言いました。

日本人ママの私の感覚からすると、とにかく相手の子を優先させてあげて、自分の子には少し我慢を強いる発言をしてしまうと思うのです。例えば「相手の子○○ちゃんが今使いたいから、その次に使わせてもらおうね。じゅんばんばん」って私なら発言してしまうし、自分の子に説得にかかると思います。

 この違いは何からくるのか?勝手な分析をさせていただきます。日本人ママは相手の子を気遣うことで、その場に調和をもたらそうとすることに重きをおきます。その背後にあるのは他人との関係における「体裁」です。私たちは体裁をとても意識して生活しています。一方、ドイツ人のママは体裁よりもむしろ、その場の自分の子どもの感情を優先するように思います(あくまで限定的はありますが)。その背景にあるのは、「親子間での信頼関係」を重視します。「ママがあなたを守ってあげる」というのをここぞとばかりに行うのです。どちらがいいとか悪いとかではなく、なるほどと思いました。

子育てには正解も不正解もありません。ただ違うっていうだけですから。あなたなら「体裁」と「親子の信頼関係」どちらを選びますか???

日独子育て比較文化論 ーお砂場の事例からー への2件のフィードバック

  1. KEKO のコメント:

    体裁よりも親子間の信頼関係を優先するドイツ的思考の方がまっとうな気もするが、それはその親子を取り巻く環境にもよる。
    大多数が集団意識をもって調和を重んじる日本社会で子どもを育てているならば、調和を乱す⇒集団に入れない⇒子どもが遊び相手をなくす、ということ。
    デュッセルドルフはドイツでありながら日本人社会も存在する複雑な環境。我が子との信頼関係をキープしながら集団の調和を見出さない行動を取る。母のバランス感覚が問われます。

  2. hisako のコメント:

    KEKOさん、
    私もドイツ人ママと接するときと日本人ママと接するとき@お砂場では、接し方がかわっている気がします。無意識にも。。。先日、公園で砂利を口いっぱいふくんで、じゃりじゃり食べている3歳児がいたので、まず、その子に「おいしくないよ。食べないよ」といっても聞く耳持たないので、そのドイツ人ママに「お子さんが砂利を食べてますけど」と言いに行くと、「食べてもお尻からでるんで問題ないです」って言われた!他のドイツ人ママもビビってた!究極なところ、お国というより人ではあるよね。

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