ドイツ人のお宅訪問 – ドイツ人のインテリアに学ぶこと

ドイツ人のお宅訪問 – ドイツ人のインテリア
〜DIYで自分たちのこだわりの空間作り〜

th_P9271938衣食住の中で、一般的にドイツ人がお金をかけるもの、それは『住』なんだそうです。時々、見てくださいと言わんばかりにカーテン全開でリビングルームを大公開しているおうちを、皆様も何度かご覧になったことがあるかと思います。洗練されたインテリアと、ものがなくすっきりとした空間。どうやったらこんなにシンプルに暮らせるのだろうといつも不思議に思います。

今回はそんなドイツ人のインテリアの秘密を探るべく、とあるドイツ人のお宅を訪問させてもらいました。

リビングから見たダイニング
リビングから見たダイニング

 今回訪問させていただいたのは、息子の幼稚園で知り合った仲良しご夫婦、タニャ&ベンヤミン夫妻のお宅です。なんと、このご夫婦、今回自分たちの家の、改装工事(リノベ)をすべて自分たちで行ったんだそうです。(DIY好きなドイツ人にはごくごく当たり前のことなのでしょうが・・・。)

引っ越しして2年になる彼らの家、以前から吹き抜けのダイニングの音が、2階のリビングに響き、その音がとても気になっていたのだそうです。そこで、思いきってリノベを決心。上階への音のエコー防止策として、丸や四角いカタチの板を天井からぶら下げることにしました。

材料はすべてインターネットでオーダー。それを、天井に取り付け、ついでに壁も全面塗装。業務用の脚立をレンタルして、ケルンに住む弟さんに手伝ってもらい、数日の休暇中にいっきに仕上げたそうです。あんなに高い天井にド素人2人で大きな板を何枚もぶら下げ、ランプもぶら下げる(つまりは電気配線も!)というスゴ技に度肝を抜かれました。完全にプロの仕事です。

玄関からダイニングへの廊下はオレンジの額に家族や思い出の写真が並ぶ

玄関からダイニングへの廊下はオレンジの額に家族や思い出の写真が並ぶ

共用部分である玄関、ダイニング、リビングのテーマカラーはオレンジ。そこに挿し色を入れててとてもモダン(奇抜?)な雰囲気。私たち日本人には到底マネできないセンスですね。ちなみに、コンセプトを訪ねると、『思いつき』なんだそうで。とはいえ、好きなものがはっきりしているからこそ、この統一感なんでしょうね。

そして、お次はキッチン。ご存知のように、ドイツでは賃貸でも分譲でも、キッチンは家財の一部だと認識されているため、キッチンは基本的にはついていません。従い、ドイツ人たちは、引越しごとに、日本人が冷蔵庫を運ぶように、キッチンも全部取り外して運びます。そんな事情ですから、ドイツ人たちのキッチンへのこだわりは相当なものです。当然のことながら、タニャ&ベンヤミン夫婦のキッチンも、彼らのこだわりが随所にちりばめられた素晴らしいものでした。

こだわりのタイルを自ら張ったキッチン

こだわりのタイルを自ら張ったキッチン

キッチンと言えば、奥さまの好みを反映?と思いますが、彼らの場合、奥さまではなく、ご主人のベンヤミンのこだわりの場なんだそうです。

お二人が出会った留学先のフランス。そして、数年前まで夫婦で滞在していたブラジル。思い出の地をイメージして取り入れた黄色と青のタイルが、シルバーを基調としたキッチンに鮮やかに映えています。そこにアンティークの木の棚をさりげなく取り入れるあたりが、斬新で、一見アンバランスのようですが、それが見事に調和していて、本当に目から鱗でした。

ブラジルの蚤の市で買ったソファに修理やさんで好きな布で張り替えてもらったアンティーク家具

ブラジルの蚤の市で買ったソファに修理やさんで好きな布で張り替えてもらったアンティーク家具

ほかにも、彼らのモダンなデザインの上に、趣味のアンティーク家具があちこちにセンスよく配置されています。

リビングのソファは、ブラジル駐在生活中に、彼らが足しげく通った蚤の市で手に入れたもの。それに、気に入った布を、リフォーム店で張り替えしてもらい、自分好みにリニューアルしたものなんだそうです。

このように、妥協せず、「自分の好き」を一つ一つカタチにしていくパワーと情熱は並々ならぬものがあります。彼らは、じっくりと時間をかけて、心地のよい空間を作り上げていくのですね。あのすっきりと洗練されたリビングの秘密が少しだけ見えてきたような気がしました。

リビングのアンティーク家具

リビングのアンティーク家具

今回彼らから学んだこと。それは以下の3点です。

①遊び心を忘れないこと・・・音の問題をマイナスととらえるのではなく、遊び心をもってして、さらに自分たちのこだわりのリノベをするチャンスととらえていること。

②モダンな物とアンティーク家具の調和をとるためにコンセプトカラーを使う。

③徹底的に自分のこだわりをつらぬくため、他人まかせにせず、自分達の手でリノベをすること。

フルタイムで共働きのタニャとベンヤミン。忙しいふたりだからこそ、家族の集う空間を自分らしく、居心地のよい空間にしようとしているのでしょうね。そんな彼らのライフスタイルがとても素敵に思えました。

小さな頃から、自然にDIYに親しんできたドイツ人には当たり前のことなのでしょうけれど、日本人にはなかなかハードルが高いですね。すぐにマネをすることは難しいですが、私も、私らしい家づくりに励もうと思いました。これから寒くなる冬、家で過ごす時間も長くなります。心地よい家づくり、みなさんも始めてみませんか?

レポート: りんごの木管理人 ひさこ

 

 

 

 

 

 

ドイツ人のお宅訪問 – ドイツ人のインテリアに学ぶこと への2件のフィードバック

  1. 石川 のコメント:

    ドイツでインテリアを学ぶには?と検索したらこちらにヒットしました(^_-)
    私もインテリアに興味があり色々なお宅訪問したいです。
    先日のメアブッシュのマーティン祭では子供がお菓子をもらっている間にお家を覗き込んでました(^_-)

    • hisako のコメント:

      コメントありがとうございます^_^ ドイツ人のプール付き豪邸など、ぜひレポしてください!!!

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