たびれぽ 南スペイン マドリッド~トレド~コルトバ~グラナダ 4泊5日の旅

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念願かない、南スペインを旅してきましたので、リポートします。マドリッドを起点にグラナダまで抜ける4泊5日の旅です。

一日目、夜マドリッドに到着。治安が悪いという噂を聞いていましたので、少し不安を覚えた夜のタクシーですが、特にトラブルなく(英語は通じませんでしたが)無事ホテルに到着することができました。なお、現在マドリッド市内へは一律料金(2014年現在30€)となっているようです。念のため、乗車時にタリフを見せて確認されるとよいでしょう。

二日目は世界遺産の街トレドへ。マドリッドのアトーチャ駅からトレドへは高速列車でおよそ30分。スペインの高速列車はきれいでとても豪華なもので、たった30分しか乗ることができないのはとても残念なほどでした。以前の列車テロ以降セキュリティも強化されており、乗車前の荷物チェックがあります。また、出発時間よりも少し早めに改札が閉まることもあるそうですので、出発時間には少し余裕をもって駅に向かうことをおすすめいたします。

アトーチャ駅

アトーチャ駅

ちなみに、スペイン国内は高速バス網が発達しており、早めに予約が必要な列車と違い予約も基本的には必要なく利用できるそうです。マドリッド⇔トレド間も高速バスが出ているようですので、そちらを利用するのもよいかもしれません。

Renfe(スペインの国鉄)の予約はこちらから。
http://www.raileurope-world.com/about-us/railways/article/spain-renfe?var_mode=calcul

トレドに到着。エキゾチックな雰囲気漂う駅舎は地元伝統品のタイルで彩られ、とてもきれいでした。まずは旧市街へタクシーで向かいます。城壁の中の道は狭く急な勾配、そしてその両脇は観光客がわんさか。その中を、巧みに通り抜け行くタクシー運転手の技術に感心しつつ、ものの10分ほどで、トレド大聖堂に到着しました。向かいのチケットセンターは長蛇の列でしたが、なんとかチケットを購入し、中に入りました。ちなみに、チケット料金には、オーディオガイドの料金も含まれていますので、その場でレンタルするとよいでしょう(日本語あり)。ただし、まじめにすべてのオーディオガイドを聞いて回ると、半日以上はかかると思われます。

トレド大聖堂の豪華な内部

トレド大聖堂の豪華な内部

教会内部はとにかく豪華絢爛。圧巻でした。さすが『太陽が沈まない国』とまで言われるほど繁栄したスペイン帝国。贅の限りを尽くした内部に、すっかり心を奪われました。奥の聖具室には、ギリシャ出身で、後年トレドで過ごした画家エル・グレコが当時の司教に依頼され描いた、『聖衣剥奪』を見ることができます。キリストの聖衣の赤が大変美しく、見ごたえのある素晴らしい作品でした。

エルグレコ『聖衣剥奪』

エルグレコ『聖衣剥奪』

その後、中世の街並みが残る城壁の中を散歩しながら、サント・トメ教会(エル・グレコの作品を見ることができるこれまた豪華な教会です)などを観光。途中、タラベラ焼きのお店で、陶器を購入しました。店長に、中を見せてくれとお願いすると、しつこく・・・とても親切に奥まで案内してくれます。が、しかし、最後、購入時に価格交渉をしたら、いきなり超不機嫌に・・・。まあ、なんやかんや、結局少しお安くしてくれて、とても素敵な食器を購入することができたのでよしとしましょうか。

アンダルシア地方名物『ガスパチョ』これが絶品!滞在中何度もいただきました。

アンダルシア地方名物『ガスパチョ』これが絶品!滞在中何度もいただきました。

美しい街並みと、美味しいスペイン料理とワインに、心もお腹もいっぱいになりましたので、さっそく今夜の宿パラドール(国民宿舎)へ向かいます。実は、この“パラドール”、トレドの旧市街を一望できる小高い丘にあり、おすすめの観光スポットにあるのです。もちろん、部屋(ただし、旧市街側が見える谷側の部屋に限る)からも、その景色を楽しむことができます。国民宿舎ですので、高級というわけではありませんが、部屋は清潔で広くとても素敵です。ちょうどその日は結婚式をしていたこともあり、ゲストが夜遅くまで騒いでいたりはしましたが、そんなことも旅の楽しみの一つと思えるほど、美しい景色を満喫することができる、素敵な宿舎でした。なお、予約の際には、トレドの旧市街側のお部屋をリクエストしてください。追加料金はかかりますが、それだけの価値はあります。

スペインのパラドール https://www.iberotour.jp/user/parador.php

パラドールの客室内部

パラドールの客室内部

3日目はコルドバへ向かいました。こちらもトレドほどの規模ではありませんが、メスキータが有名な世界遺産の街です。トレドからは直通の電車がありませんので、いったんマドリッド・アトーチャ駅に戻ってから向かいました。40分ほどでコルドバに到着。

駅前にホテルをとり、旧市街まで10分ほど歩きましたが、道中は、どことなくハワイのワイキキビーチを思い出す南国的な雰囲気。気温もぐぐっとあがり、ずいぶん南に来たんだなあと言う感じがしました。

メスキータ内部

メスキータ内部

いよいよ、お目当てのメスキータです。入口に入ると、まず目に入るのは、イスラム建築の美しい模様の柱が規則正しく並んでいる『円柱の森』。そして、その先には、なんと、これまた立派なキリスト教の礼拝堂が。どちらの建築もとても華やかで美しく、その融合が醸し出す雰囲気が、なんともエキゾチック。イスラムとキリスト教が争った歴史をひしひしと伝える、とても見ごたえのあるものでした。

その後コルドバ市内を観光。真っ青な空と、白い壁や、パティオに飾られた色とりどりの花たちとそれを照らす美しい南国の太陽の光が、印象的なとても素敵な街でした。

さて、そんなコルドバを後にし、4日目はいよいよ、旅の最終目的地『グラナダ』です。学生時代ろくに勉強しなかった世界史ですが、なぜか呪文のように覚えている『レコンキスタ』、そして『グラナダ陥落』。ずっと訪れてみたかった場所でした。

コルドバの小路

コルドバの小路

グラナダヘはコルドバから高速バスで向かいます。前日、あらかじめ、コルドバのバスターミナルへ行き、チケットを購入しておきました。4時間ほどバスに揺られ、グラナダのバスターミナルに到着。今夜のお宿もパラドール。アルハンブラの中にありとてもよいよとスペイン人のお墨付きでしたから、とても楽しみにしていたのですが・・・。

予約した“パラドール”のHPのコピーをタクシーの運転手に見せると、OKOKと。15分ほど乗ったところで、着いたよとのお言葉。しかしどこを探してもパラドールらしき建物は見当たりません。もう一度、コピーを見せて間違いないかと確認するも。運転手は『ここで間違いない』の一点張り。確かに、よく見れば、コピーにあるホテル名と、同じ名前の看板があります。仕方がないので、とりあえず、料金を支払って、ホテルのフロントへ。確認してみると、確かに私たちの予約があるではないですか。しかし、探していたパラドールではないのです。

コルドバ駅のバスターミナル

コルドバ駅のバスターミナル

なんと、私たちはパラドールではなくて、全然違うホテルを予約してしまっていたようでした。なぜ途中から他のホテルのサイトに入り、予約を取ることになってしまったのか?結局未だにその謎はとけていませんが、まあそんなハプニングも旅の醍醐味の一つでしょうか。確かに部屋は狭かったですが、昔のお金持ちの邸宅を改装しており、パティオがあり、とても素敵なホテルでした。その上、フロントのお姉さんにはとても親切にしていただき、また利便性もよかったので、結果的にはよかったと思います。しかしながら、グラナダのパラドールは、アルハンブラ宮殿の中にありとても素敵なんだそうで、皆様にはぜひそちらをおすすめします。

さて、そんなわけで、ちょっとしたハプニングはありましたが、とにかく、ホテルに荷物を置き、いよいよ、旅のクライマックス、アルハンブラ宮殿へ向かいます。ちなみに、アルハンブラ宮殿の入場は時間制ですので、事前予約が必要です。ハイシーズンは数か月前から希望の時間がいっぱいということもあるようですから、早めの予約をおすすめします。

ちなみに、私たちは、宮殿のHPから予約をしようとした際に、HP自体を開くことができないというトラブルがありました。仕方がないので、先ほどの(間違って)予約したホテルに連絡を取り、相談したら、いとも簡単に見学予約とれてしまったというオチがありました。もし宿泊するホテルが決まっている場合には、ホテルに直接手配をお願いするとスムーズにいくかもしれません。

アルハンブラ宮殿のパティオ

アルハンブラ宮殿のパティオ

そして、ついに『アンダルシアの宝石』に例えられる美しい宮殿、アルハンブラ宮殿に到着です。ヨーロッパのお城はそれなりに目にしてきた私たちですが、エキゾチックな雰囲気のアルハンブラ宮殿の美しさにはとても感動しました。また中はとても広く、一つ一つをゆっくり見ていたら、とても一日で回りきれないほどでして、詳細はとてもここには書ききれませんので、ぜひいろんな方のサイトを調べてみてください。一生に一度は訪れておきたい場所だと思います。ちなみに、同行した父が母をいつか連れてきたいと夢見てきた場所でもありました。今回、その夢をかなえた父のうれしそうな顔は、アルハンブラの美しい景色とともに、一生忘れられない思い出となりました。

All aboutのアルハンブラ宮殿の記事
http://allabout.co.jp/gm/gc/446154/

宮殿の入口は、山の上にあり、入口まではふもとから20分ほど山を登らなくてはなりませんので、歩きやすい靴で向かわれるとよいでしょう。真夏は飲み物も必須です。足に自信のない方は、バスやタクシーなど利用されてもよいでしょう。

本場のフラメンコは迫力満点!

本場のフラメンコは迫力満点!

夜は、アルハンブラ宮殿に続く道の途中で勧誘していた、いわゆる観光客向けのフラメンコを鑑賞しました。初めてみる本場のフラメンコ、男性の歌声と、美しいギターの音色、パルマ(手拍子)、ハレオ(掛け声)、そして、なんといっても、女性ダンサーの力強く激しい踊りに、5歳の息子も身を乗り出していたほど、私たちは皆圧倒され、心の底から感動しました。ちなみに、私たちが鑑賞した場所はここです(Casa de Arte Flamenco)  ただしここは観光客向けの小さなテアトロです。フラメンコを鑑賞されたいというかたは、フラメンコダンサーたちが住む、アルバイシン地区までお出かけされるとよいと思います。ただし、とても治安の悪い地区のようですので、夜遅くに個人ででかけるのはとても危険だとのこと。その際は、ホテルまでの送迎付きのオプショナルツアーなどを利用されるとよいでしょう。

以上、かけあしでしたが、とても充実した4泊5日となりました。アフリカ大陸にもっとも近いエリアのこの地は、他のヨーロッパの国々とは全く違うエキゾチックな雰囲気が本当に素晴らしい場所でした。一度訪れたら虜になること間違いなしです。治安面などに配慮しつつ、ぜひ皆様も一度訪れてみてください。

レポーター: りんごの木編集スタッフA子。ドイツ在住3年目。ワイン片手に、おいしいもの、楽しいことを探して、あちこち旅することをこよなく愛する6歳男子ママ。管理人ヒサコ氏の発想力と行動力に惚れ込み、りんごの木スタッフの一員となる。

 

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