別居・離婚について子どもの気持ちが教えてくれること

ドイツは離婚率が3組に1組と言う、離婚率が高い国。また、結婚せずに子供を持ち、その後、破局してしまうケースもあるので、シングルな親元で育つお子さんは意外に多いと思います。

私自身、ドイツ人のお友達で何人も子持ちで別れてしまったというケースは知っていますが、なんだかんだと時間をかけて、子どものことを考えてうまくやっていると感じています。でも、結婚生活がうまくいっているママ友の一人が、産休後の仕事復帰にかなりこだわりを感じていて、こんな話をしてきました。

”今仕事復帰をすると、出産前にいたポジションに戻れるの。でももう一年産休を取ることが可能だけど、そうすると、そのポジションに戻れる保証がなくなるし、給料にも変化が出てくるの。まぁ主人が働いているから、今、お金にものすごく困るという状況ではないし、無理をしてでも復帰が必要かと言われることがよくあるけれ、夫にたよった生活だと、結婚生活にこの先何かがあった時が怖いじゃない。自分に稼ぎがあれば、自分の人生を自分で立て直せるし、そういう状況を絶対に失いたくないの”と。

私は、結婚の後に離婚という過程が人生設計の中に含まれているような感じがして、なんとも言えない気分になった記憶があります。そう、ドイツ人たちは結婚をゴールと考えてはおらず、それが永遠に続くものという幻想を捨てて、もっと現実のリスク回避を意識した生活をしているのです。

さて、他のママ友二人は、結婚をしないでパートナーとの間に子を作り、結局は恋愛が破局してしまったケースです。でも、ドイツはパパとママが別れると、その関係が結婚してたかどうかに関係がなく、両方の親が子どもの監護権は基本的には両方にあります。だkら、子どもがパパとママの家をいったりきたりするのはしょっちゅうで、海外旅行などをする際も、両方の親の承諾がないとできなかったり(連れ去り防止のため)、小学校も両方の同意がないと入学させられなかったり、意外に別れた後も、子どもの親としてパパとママは連絡を取り合うのが通常です(裁判沙汰になってしまうこともありますが)。

両ケースとも、ママとパパは意見が合わなくなってしまったので、別々のところに住んでるのよと子供に説明をしているらしく、遊びに行った帰りの車で、うちの息子がそう教えてくれました。なるほど、うやむやにせず、きちんと6歳の子供に説明する点は素晴らしいなと感動していると、息子がこう言うんです。”僕だって兄弟喧嘩をしょっちゅうしてるけど、家を出て行ったりはしない。なのに、大人も意見が合わなくなったからって、別々に住むなんてズルい!しかも、そのために友達は週末にパパのところに行ったりして、あっちこっち移動しなくちゃならないのは色々準備したりしなくちゃいけないし、面倒じゃないか。”って言うんです。

なるほど。子どもの率直な意見はあなどれません。ドイツの法律的には親の親権がしっかりしていて、素晴らしいと今まで思ってたけど、子供の気持ちは、親権とかがきちんとしているという制度的なものよりも、別な点に重点があるということに気づかされました。家族が一緒にいるのが一番大事という考えを再度考えさせられた時間でした。夫にきーっとなって離婚の文字が脳裏をよぎっても、ふと冷静にしてくれます。

りんごの木レポーターWAKA

 

 

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