ヒサコラムー日本人ママが忙しいワケ

ドイツで生活していると、どうもドイツ人ママやパパたちの余裕のある生活を横目に、生活に追われ、あっぷあっぷな自分に辟易してしまいます。夜におめかしをして夫婦で美味しいものを食べに行ったり、アフターファイブに自分の習い事に勤しんだりしているドイツ人のママ友たち。。。子育てまっしぐらの私にはそんな時間的・心的ゆとりは全くありません。いったい何が違うんでしょうか。

それは生活スタイルに起因していることが、私の独断と偏見に満ちた洞察からわかりました。ずばり結論からいうと、日本人のママたちは家事育児の仕事量がドイツ人に比べて断然多いのです。

まずはお風呂。ドイツ人はシャワーがメインで、毎日入浴はしません。さらに子供の肌を乾燥させていまうからという理由で、子供が小さい場合はシャワーも毎日入らない様子です(もちろん家庭によりますが)。それに比べ、生活習慣はなかなか変えられない日本人は、どうしても毎日お風呂に入りがちです。子供もなんとなく毎日入れてしまいます。これを怠ると、罪悪感的なものが芽生えます。

そして食事。特に夜ごはんは、温かいものを食べないと食べた気がしません。また子供に対しても夫に対しても、ごはんとお味噌汁だけというわけにいかず、メインと副菜を作ったりします。やはりその原動は、やらないと罪悪感があるからです。子供に栄養をつけさせなければいけない。ちゃんとした食生活を提供しなければいけないという、目に見えない義務感に苛まれます。

ドイツ人の夜ごはんは、有名なKaltes Essenですから、パンにバターをぬって、ハムやチーズをのせ、きゅうりやパプリカを添えておしまい。私も何度もこの食事スタイルを取り入れて、家事の軽減を試みようとしましたが、やっぱり温かいものが食べたいですし、夫にパンにきゅうりを差し出したときのガッカリした表情を想像すると、夜ごはんのドイツ化は実行できずにいます。

また、ドイツ人のママ友の大半は、家の掃除をプッツフラウ(掃除のおばちゃん)にアウトソーシングしています。私はこれも試みましたが、他人が家に入ること、東欧出身のおばちゃんが、やたらと化学品を使って掃除をすること、来てもらう前に家の片付けをするのがストレスなことなど、日本人だからなのか庶民だからなのか、どうも落ち着かなかったので、1年で断ってしまいました。

ドイツ人ママのように子供を毎日お風呂に入れない、冷たい食事を夜ごはんに提供、掃除はアウトソーシングという生活を試みようとしましたが、やはり日本人としての生活習慣は、いまさらぬぐい去ることはできない自分がいました。罪悪感もしかりですが、自分がそうしないと気持ち悪いのです。

せめて週1回は冷たい食事を出す勇気、一品減らす勇気、子供をお風呂に入れない勇気、いや努力をしてみようと思います。それが自分を家事育児から少しでも解放する方法なのかもしれません。これで心と時間にゆとりが少し持てるようになる気がします。夜ごはんから1品減ろうと、お風呂に1日入らなかろうと、私が思うほど、子どもは案外気にしないもの。むしろ、必死な形相でゆとりのないママより、心と時間にゆとりのあるニコニコしたママの方が子どもにとっては嬉しいのかもしれません。

管理人ひさこ

ヒサコラムー日本人ママが忙しいワケ への2件のフィードバック

  1. めぐぐ のコメント:

    夕飯の後のお皿の片付けを放棄して、子供との時間に費やしたときの子供の嬉しそうな顔。満足そうな顔。これを見て一緒に絵本を読んだりやおしゃべりしたりする大切さを再確認しました。毎日とはいかないけど、、、週に一回くらいはいい具合に手を抜く努力をしたいものですね!日本人ママは完璧すぎる~‼

    • hisako のコメント:

      めぐぐさん、そう日本人ママは完璧を求めて頑張りすぎなんです。テキトーにいきましょう!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*