ヒサコラム 冬生まれの子ども〜入学の年が選べる?!

ドイツでは基本的には生まれた年で小学校入学が決まります。つまり同じ年に生まれた1月生まれ〜12月生まれの子どもが基本的には同時に1年生になります。日本では、4月生まれ〜翌年の3月生まれが同じ学年として入学するので、それとは少しズレています。
ただ、その中にも例外が存在しています。 Winterkindと呼ばれる10・ 11・12月の冬生まれの子どもは、自分と同じ年に生まれの子たちとともに小学校に入学してもいいし、あるいは一年遅らせて、次の年に生まれた子どもたちと一緒に入学することもできます。そう、このWinterkindは、小学校入学の年を選択することができるのです。前者をKann-Kind、後者をMuss-Kindと呼びます。
基本的には子どもの身体的・知的好奇心等の発育に合わせて入学を決めます。なるべく子どもは自由に遊ばせ、学校教育は少しでも遅いほうがいいと考える親が多いドイツでは、一年遅らせて小学校に入学させることが多いです。
我が家の子どもも12月生まれなのですが、Muss-Kindで入学させました。理由は身体的に小さいことと、当時はドイツ語が第二言語であったことです。学校生活の中で自尊心を育むにあたり、少しでも有利な状態を子ども提供したかったという親心が根底にあったのも事実です。
来年小学校を卒業しますが、Muss-Kindで入学させてよかったと総合的には思っています。6歳くらいの1年の年齢の差は非常に大きく、いろんな事が他の子よりも出来るという成功体験が、自信につながっていると親からみて思うからです。学校では、ちょっと威張りすぎじゃないかと不安な面もありますが、本人は学校生活を満喫しまくっています。
ただ、Muss-Kindのマイナス点は、サッカーチームなどのスポーツチームに属した時にあらわれます。同じ学年のお友達は、ひとつ下の年齢のチームに所属しているため、サッカーチームでは、ひとつ上の学年の子達が大半を占めるチームに属さねばならないのです。学校では威張っている我が子も、そこでは学年が上のお兄ちゃんの中に紛れるので、少しおとなしくなるのが見て取れます。
ともあれ、冬生まれのWinterkindは成長に合わせて入学の年を選べるため、これは子どもにとってとてもよいなぁというのが私の印象です。日本でいう「早生まれの子」たちに、このような選択肢があると、「早生まれだから」という引け目も解消されていいのでは?と思います。
文責 りんごの木管理人ヒサコ

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