ヒサコラムードイツでの高校卒業後のキャリアの作り方

我が子が現在小学校4年生となり、小学校から次の学校へと進路を選択する時期がやってきました。日本でしか教育を受けてこなかった私には全くの未知の世界。周囲のドイツ人のティーンたちがどんなキャリアパスを歩んでいるのか、妙に気になりはじめました。いろんなティーンの実例を聞いてみると、日本とは全く違う様子だということがわかりました。高校卒業後、つまりAbitur(ドイツでの卒業資格&大学入学資格の試験)を終えた後、そのままストレートに大学に行こうという人だけではないようです。

とあるドイツ人女子(正確にはフランス人とドイツ人のハーフ)は、高校時代に病院でのインターンをして、心理学に強い興味を持ちました。心理学部はドイツでは大人気の学部であるため、入るのに数年待つことがあるそうで、彼女はただぼーっと待つのではなく、また他の学部でまず過ごそうというのでもなく、Abiturの後は3年間いくつかの病院でAusbildungをして働くことを決めました。そこで、看護の仕事をしながら資格取得(Ausbildung)をし、その後に心理学を勉強しようと計画しています。また、ひとりの男子は、高校卒業後に銀行で働くことを決めました。銀行で数年働いた後、自身の興味が徐々に具体化し、その後に法学部に入学し、いまは立派な弁護士として働いています。

そう、高校卒業後にそのまま大学に入るという「当たり前」がないのです。みんながそうしているからではなく、自分のキャリアのためにはどうしたらいいのか、自分のために自分らしい選択をしているのです。

高校卒業後に「とりあえず大学に行く」という、日本の「当たり前」を今一度問い直す必要があると思いました。確かに、日本では大学時代にバイトをして、技術を身につけたり、自分の関心を掘り下げるということはできます。しかし、もう少し社会にも学生自身にも寛大にやりたい事を見つけられるような社会風土があってもいいのではないかと思うのです。大学生の就活のあり方がやっと変わろうとしていますが、大学に入る前のところも見直す必要があると思いました。

文責 りんごの木管理人 ヒサコ

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