ヒサコラムー小学1年生の成績

ドイツの公立モンテッソーリ小学校に通う次男坊にとって、はじめての三者面談でした。日本の三者面談では、主に先生と親が話すイメージですが、ここでは先生と子どもがメインで話をします。その中で親と先生との会話は付随的です。

モンテッソーリ小学校では、4年生の半ばまで成績表の中身は記述式になっており、1ー5あるいはA-Dといったような評価がなされません。細かい文字でひたすら、授業態度や社会性(お友達と仲良く遊んでいるか、人助けができているか、ルールを守れているか)についてみっちりと書かれています。

今回の三者面談では、先生と子どもとのやり取りが面白かったので、ここに記述します。まず、先生が1年生用に用意した10個ほどの質問表に沿って子どもに質問していきます。

・机の上や机周りを整理整頓できているか
・人をののしったり、汚い言葉ではなしていないか
・お友達と仲良く遊べているか
・集中力があるか
・丁寧にプリントやノートに書いているか

といった内容で、社会性をテーマにしたものが殆どです。

3つの評価のなかから、まずは子ども自身が自分の評価をします。その際、緑(ポジティブ)、黄色(まぁまぁ)、赤(ネガティヴ)の、どの評価か、そこに石を置きます。その後に、先生が先生の思う評価の場所に石を置きます。そして、口頭で子どもに何故その評価なのかを説明します。

子どもと先生の評価が同じであれば、具体的な日常での例を挙げながらひたすら褒めていました。また両者の評価が違った時は、どうしたらよい評価になるのか、何が足りていないのか、どこを改善すべきなのか等を具体例を挙げながら説明していました。

この1対1のやりとりを傍観しながら、私は子どもの具体的な学校生活を垣間見る事ができましたし、子どもは具体的に自分が改善すべき点、すばらしい点を認識し、とてもいい機会になっているようでした。

まだ数字で評価してもピンとこない1年生にとって、先生と会話しながら、自分の思う自己評価と先生の評価とを会話の中で擦り合わせていく様は、とても興味深いものでした。

目的は決して子どもたちの良し悪しを他者と比較により測定して、順番付することではありません。目的は個々の子どもが、集中して勉強し、助け合いながら、規律を守り、学校生活を充実させることなのです。その目的にリーチするため、とても有効な面談方法だと思いました。

文責 りんごの木管理人 ヒサコ

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