Hitomi & Tomokoの自宅出産対談〜出産レポ特別編〜

今回は、自宅出産を体験された魅力的なお二人と対談する機会を得ましたので、Hitomiさんのマクロビオティックな手作りスイーツを頂きながらの対談「Hitomi & Tomokoの自宅出産対談」をお届けします(聞き手:りんごの木管理人ヒサコ)。

【インタビューウィーのお二人のご紹介】

Hitomi(日登美)出典:http://puntolinea.jp/archives/artist

Hitomi(日登美): モデル/料理家/ヒルデガルドヘルスケアドバイザー。

現在ベルリン在住。

3男3女6児の母。

instagram: hitomiskuche

ハナコママweb( 日登美のオーガニックな子育て)連載中。

 

Tomoko

Tomoko:ドイツ国公認体操インストラクター。

大人気のお母さん向け子連れ体操クラス主宰。

現在デュッセルドルフ在住。

2女1男 3児の母。

 

ヒサコ:ドイツでも自宅出産は出産全体の2%と聞きますが、どんどんリスク回避をする社会の中であえて自宅出産を選んだお二人ですが、そのきっかけはなんですか?Hitomiさんは、5人目をブラジルで&6人目をベルリンの自宅で出産され、Tomokoさんは3人目を自宅出産されていますが。。。

Hitomi: そもそも、子どもが多いからわざわざ病院に行くこと自体が大変なんです。家の方が断然楽です。ただ、子どもが日を選んで出てくることが経験としてわかっているので、ただそれをサポートしてくれる人がいてほしいんです。助産師さんであり、家族であり。。。

Tomokoさんのあかちゃんを抱くHitomiさん

Tomoko: 私は二人目のときは、フリースタイル出産の病院で産んだんですが、分娩室が埋まっていて、夫も間に合わず、待合室でひとりで出産するという体験をしました。出産の最後の20分はヨガマットを持ってきてくれた通りがかりの助産師さん2人も出産に立ち会ってくれました。このときに、家でも産めると思っちゃいました。自信がついたんです。今思えば一番楽なお産でした。痛みはひたすら呼吸と楽な態勢をとって逃しました。特に良かったのは、ヨガマットの上で二人の助産師さんがあかちゃんを受け取ってくれて、その後、助産師さんが上半身を後ろからいい感じにサポートしてくれて、胎盤を出しました。それが湯船に浸かっているような心地よい人肌の温かさがあって、とても心地よかったんです。夫が立ち会えなかったにも関わらず、いい出産だったというイメージがとても強いです。女だけの出産もありかも、と思いました。

Hitomi: 私は2回とも夫がいてくれてよかったので、やはりこれは人によりますね。3、4人目の双子の育児で、完全母乳で自分らしく子育てができてると思ったときに、それが自信に繋がって、次は自宅で産んじゃおうって思いましたね。5人目はブラジルで出産しましたが、それまでの子育ての自信と私たち夫婦の希望もあって自然と自宅出産を選んでいました。

ヒサコ:自宅出産はハードルが高い感じがしますが、お二人とも前の出産や育児体験が自信となって自宅出産を決意されているんですね。自宅出産では理想のお産ができましたか?

Hitomi: 産めば産むほど、自分のしたいお産のカタチがはっきりしてくるんです。5番目の自宅出産では、家族に囲まれて、胎盤も出てきて、子どももちゃんと出てきて、家族みんなでこの体験をシェアできたときに満たされました。6人目のベルリンでの自宅出産では、夜中だったこともあって、子どもたちは寝たままでしたが、水中出産もできて最後はとってもハッピーでした。産めば産むほど楽になるし、ひとり目での自宅出産は人によりますが、2人目以降がオススメかも。

Tomoko: 私もそう思う。ふたり目以降での自宅出産がオススメですね。

Hitomiさん手作りのマクロビオティックな穀物コーヒーゼリーを頂きながら。

ヒサコ:具体的なことを聞きたいんですが、子どもがまず水中で出てきて、その後の後産(あとざん)はどんな感じですか?

Hitomi:好きなときに好きなところで好きな感じでうんでいいっていう感じなので、自宅ですし。その自分の持つ感覚を大事にしたんですが、陣痛始まって「水の中に早く行きたい!陸では産まない!」と、なんとなく水に行きたいと思ったんです。そしたら本当に楽だった。赤ちゃんも泣かなかったです。羊水から水にきて心地よかったんでしょうね。

ただ、産後、バスタブから移動するのが大変だった。。。そこまで考えていませんでしたから(笑)。後産は、なんとか移動したお布団の上でした。旦那さんが素早くボールでタイミングよく胎盤を受け止めてくれました。夜中に生まれたので、胎盤はひとまず冷蔵庫へいれておいて、翌日から胎盤を食べましたよ。

ヒサコ:えっ!胎盤を食べる?プラセンタだから体に良さそうですが。。。

ご主人が料理した胎盤の照り焼き(ほうれん草の隣)

Hitomi: 自然育児では割とポピュラーですよ、胎盤を食べるの。産後の回復を助けると言われています。人にもよりますが、私は一生に一度食べておいてよかったかなと思いました。周りには結構ひかれるけど(笑)我が家は家族みんな食べましたし、ブラジルでは助産婦さんまで興味を持って食べてました。胎盤は30センチくらいの楕円形の型のケーキみたい。大きな血管と筋とかあって、焼いたらコリコリした食感、ハツみたいな感じですね。生はレバーの食感。旦那さんが作ってくれたんですが、胎盤パスタも美味しかったですが、ご飯にあう照り焼き風味にしてくれたり。

Tomoko: 私は、助産師さんに相談したら、「胎盤を食べる」っていう表現にちょっと引かれてしまい、「少量をお水で飲み干す感じでしょ」と言われました。ということで、私は小指の爪くらいの大きさにMutterkuchen(胎盤)を切ってもらって、お水で飲み込みました。なので味というより、プルルンという食感だけ覚えています。食べたというより、お薬感覚。養生薬って感じでした。残りは冷凍して後日、他の子供の胎盤も埋まっているプラムの木があるのですが、そこに埋めました。感謝をして土にお返しした次第です。

ヒサコ: Hitomiさんはがっつり胎盤を食されてますね(笑)。自分の物ですからね。Tomokoさんはつるんとひとかけなんですね。Tomokoさんの胎盤を土に返すという感覚、真の意味でのエコであり、人間は地球の一部っていう感じがして感動しますね。なかなか自宅出産も楽しく感じてきました。これから出産する方々へのアドバイスってありますか?

Tomoko:やはり自宅出産が一番よかったです。産前から助産師さんと何度も話す場を設けてもらいい、信頼関係を構築していたのが良かったのだと思います。今までの出産を振り返ったり、家族は自宅出産についてどう思っているのか等、かなりプライベートなことを話し、産前、産後ともに母体のメンタルケアをしっかりしてくれたのが、良かったんだと思う。自分だけではなく、上の子どもたちにも「ママが家で赤ちゃん産んでもいい?」と聞いたり。やはりいい助産師さんを見つけること、その方とよい信頼関係を築くというのがキーだと思います。

助産師さんに習ったひとり出産時のあかちゃんの頭の受け止め方

産前・産後ケアは健康保険が支払ってくれるので、自己負担はありませんが、自宅出産の値段は600ユーロでした。私が加盟している保険では500ユーロを負担してくれるので、自己負担は結局100ユーロでした。しかも、万が一助産師さんが出産に間に合わない時のために、産む姿勢も事前に教えてくれました。こうやって赤ちゃんを受け止めて!というアドバイスまでしてくれました。

Hitomi:そう、赤ちゃんてスピンかかって生まれてくるから、それを受け止める必要があるんだよね。病院だと受身だから、気づかないことも自宅出産だと気がついたりしますね。そして何かあっても医者や病院でなく自分の責任だから、自分はもちろん家族の納得を得ておくのは大事だと思う。また、私は自宅での出産が結果的に一番安心、楽チン、気持ちいいとなったけど、こればかりは性格や好み、経験などによると思うからひとそれぞれ。お医者さんがいる安心感や受身の安心感もあるし。自分で決めて産む心地よさもあるし。要はそういう自分の感覚や、価値観、直感に素直にいること、つまり自分軸に正直に産むのが心地よい出産の秘訣かもしれないですね。ドイツでは制度も整っているから、自宅出産もその一つの選択肢として私は自分の経験からもアリだと思う。特に2人、3人目の出産では陣痛が来ても自宅にいられるのはとても楽ですよ。

Hitomiさん手作りのレモンカスタードプリンと甘酒いちごアイスのデザートで至福のお茶をしながら

ヒサコ:こんなに産みまくっているのに美しさ&自分らしさを保っている秘訣はなんでしょう?

Tomoko:出産はデトックス!一番のアンチエイジング美容液みたいなもんだと思います。

Hitomi:本当にデトックスですね。でも流石に6人産んだあとは食事、ヨガなどのエクササイズなどかなりの努力が必要でした!自分らしさで言えば、6人産んでも一人一人違うから、そういう個性とか違いを認めちゃうと子育ても楽ですね。その上そうやって子供が増える毎に新しい自分発見もあってそれが自分らしさを見つける助けになっているように思うので、子沢山も悪くないですよ!

今回対談中に頂いた、美味しいのに超健康的という甘酒いちごアイスはHitomiさんのレシピ本に掲載されています!画像をクリックしてください。Amazonでレシピ本がご覧になれます。

ヒサコ:お二人とも猛暑の中、そしてお忙しい中ありがとうございました。自宅出産は2人目以降がオススメということは一致してましたね。あと、胎盤はぜひ好きな味付けで食べてみてくださいね。

文責: りんごの木管理人ヒサコ

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