ヒサコラム 離婚後の子育て*ドイツ人から学ぶ家族観*

離婚後の子育てードイツ人から学ぶ家族観

最近仲良くなったドイツの7歳児の家族のお話。パパとママは子どもが1歳の時に分かれており、それ以来子どもの親としてパパとママは良い関係を続けているという。子どものお誕生日やクリスマスには、別れた相手とはいえ、子どもの親として一緒に過ごす。

ドイツでは離婚後も子どもの権利として両方の親とコンタクトをとって、過ごす権利が保証されている(面会交流権)。そのため、別れたパパもママも親の義務として別れた相手と連絡を取り合い、子どものために「親としての義務」を果たさなければならない。彼らはWechselmodellといって、基本的には半分はママの家、半分はパパの家で過ごすスタイルを選択している。この家では週ごとにしているそうだ。小学校入学を機に、パパが住んでいる家の5軒隣にママが引っ越してきた。小学生になる子に負担がないよう、ママが仕事をやめてパパの家の5軒先に越してきたのだ。ママは仕事を辞めてきたため、子どもが小学校に入学した後、ゆっくり就活をするらしい。パパはママの引っ越しを手伝い、サッカーのトレーニングの初日にはパパとママは一緒に来ていた。とてもいい関係が築けていると二人は言う。だが、2人は親として良い関係を構築しているだけで、全く元サヤに戻る気などサラサラないと鼻で笑う。

もともと結婚という形を取らなかったカップルだったそうだが、子どものパパとして認知し、法的父親となっているため、パパは別れた後にも親としてママと一緒に親権を有することができ(共同親権)、子どもの親としての義務も果たす。このように、親同士の関係が変化し、カップルという恋愛関係を解消しても、子どもを中心とした親としての関係をきちんと構築できるところに人としての成熟さを感じた。男女の恋沙汰の感情的もつれと、子どもの親としての立場をきちんと分けて考えられているからである

離婚後に親権を取らない方の親はもう子どもと会わない、あるいは、養育費はいらないから、もうパパと会わせない、ママの再婚相手が新しいパパだから、子どものパパとは会わせないというような、親の恋愛事情や家族観が影響して、子が親に会えない事態がある日本とはちょっと違う。子どもを中心とした元夫婦(元パートナー)の良好な親としての関係がもっと日本でも当たり前になると子どもにとっていいなと思った次第です。

文責 りんごの木管理人ヒサコ

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