ヒサコラムー多様性の素地とはなにか

我が子が今年の夏にドイツの公立小学校を卒業しました。ドイツなので小学校は4年生まで。夏以降は5年生になり、違う学校に進学しました。ある日、教員たちの大会議があるということで再来週の月曜日が休校である旨のお手紙がきました。

りんごの木管理人ヒサコは、講演でもお話しましたように無類のひとり時間好き。子どもが平日家にいては、私の時間が蝕まれる。。。そう危機感を抱いたため、同じクラスのママ友との共同アイデアで、以前通っていた小学校に預けられるか元担任の先生にダメ元で聞いてみよう!となりました。結果、子どもをダシに使い、平日の休校日に卒業生として小学校を訪れたいという懇願書を子どもに書かせました。

これが実際のハートウォーミングなお手紙です。

するとどうでしょう!日頃の行いがよいのでしょうか、数日後に小学校の担任の先生から手書きの手紙が届きました。

お返事はポジティブな内容で、「ぜひ遊びにきてください。授業で歳下の子たちの面倒を見て、新しい学校の様子をみんなに話してあげてくださいね」という内容でした。

やったー!作戦成功。

日本だったらどうでしょう?
まずリスク回避の思考が働きます。「契約のない卒業生が授業に参加して、もし何かあったら誰が責任を取るのか?」「前例がないので受け入れられない」「親はなんと言っているのか?子どもからぼ手紙だけでは受け入れられない」といった回答がきそうな気がします。

察するに、このドイツ人の担任の先生の考えはこうです。
「卒業生はクラスの様子をわかっているから授業をヘルプしてくれる!子どもたちに良い刺激になる!進学先の生情報を子どもたちに届けられる!」なら2人の卒業生を1日預かってしまおう!

このような親密的で柔軟な対応には感動しました。仕事をしている親、私のような身勝手な親、時間を持て余す5年生、小学校の元担任の先生、そして受け入れてくれる学校の下級生たちもハッピーなのです。

我が子に聞いたところ、この特別な授業参加の1日は、有意義だったそうで、新しい学校についてみんなに説明したり、一緒に遊んだり、授業をヘルプして過ごしたそうです。リスク回避ばかりを一義的に考慮することで社会が硬直し、効率はいいけど面白味がない社会になるより、スリリングでみんながWin-Winなハッピーな社会の方がQOLもアゲアゲになるのではいでしょうか?

この小学校の先生のようなな柔軟な思考&対応が社会の多様性をもたらすのかもしれません。

文責 りんごの木管理人ヒサコ

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