ひさコラムー自立を促す家庭児童労働のススメー

補助具としての椅子

アリエスが『子どもの誕生』という本の中で明らかにしたように、19世紀の近代化途上の社会では、子どもは小さな大人という存在から守られるべき存在へと子どもの存在認識が変化していきました。そんな時代の流れに逆らい、我が家では未だに子どもを「小さな大人」として扱っています。

根拠はありません。それは単に、子どもは大人が思っている以上に色んなことを理解しているという直感的な私の認識によるものです。うちの子が2歳後半の時に「3歳になるとお店がオムツを売ってくれなくなるから、それまでにトイレトレーニングを終えよう」と毎日カレンダーを見せながら、3歳の誕生日までのカウントダウンを一緒にしました。これは第一子で実験的に行いましたが、実際に3歳になると同時に夜もパンツにして、オムツ無し生活を急に始めましたが、10年以上も経った今も彼は人生で「オモラシ」をしたことがありません。第二子でもほぼほぼ成功しています。

そう、子どもは大人が思っている以上にいろんなことを理解しており、ある意味で小さな大人なのです。それを前提とした我が家での自立促進メソッドを具体的に説明します。我が家では子どもは親の付属物的には扱いません。その代わり、共同生活をする一人のメンバーとして、家事の一旦を担う一員として考えています。そのため、年齢に応じて自立してもらう必要があります。
彼が2歳後半から3歳になる時、私は第二子を妊娠中だったので、とにかく上の子の育児の手抜きをツワリでゲロゲロしながら考えました。私の悩みは早朝にお腹が空いたと言って子どもに起こされること。当時は朝からイラッとしていました。その結果、一つの方法を試みました。
これは子どもの成長に合わせて、子どもが自分で使う物を自分で取り出せるエリアを設けるというものです。
こどもがよく使う食器をまとめて低い位置におく

こどもがよく使う食器をまとめて低い位置に

子どもが自分で物を見ることができ、取れる高さであることがポイントです。
我が家の場合はキッチン。子どもが自分で取れる引き出しを見つけ、そこに子どもがよく使う物、お友達が来たときに使う物、お手伝いの時に出せる物等を厳選して、配置します(割れてもイラッとしないレベルの食器を置くこと!)。
するとどうでしょう!
3歳児も朝、自分一人でお皿を取り出し、豆乳を冷蔵庫から出してミュズリーを食べているではないですか!
夕飯時も、進んでお手伝いしてくれるようになりました。家族分の水飲みグラスや取り皿、お箸などをテーブルに置いてくれるようになりました。
そう、子どもを家庭内の労働力として活用すれば、一石二鳥なのです!

子の手が届くわかりやすい位置にスプーン等を配置

子どもの自立を促し、自分で出来るという小さな積み重ねから自信につながり、自尊心を育むことができます。それと同時に、お手伝いをしてくれると、こちらも叱るより褒めることが多くなり、ポジティブな言霊が子どもに対して出てきますから、なんとなく朗らか&健やかになります。

この際、大人のコダワリは二の次にすることもポイントです。 インテリアや見た目のキレイさ、大人の使いやすさという視点は一旦隅においてみましょう。
子どもが大きくなってきた我が家では、この子どもを我が家の重要な労働力として活用した自立作戦は、キッチンだけではなく、リビングに置いたランドセル&教材置き場&子ども部屋のクローゼットでも活用しています。最近は子供用イスを台所の隅においています。そうすることで、野菜を切ったり、高いところの物を取ったり、子どもの労働範囲を広げることができます。いちいち子供に「ママー」と呼ばれることから少しでも開放されたい方にオススメです。
それぞれ、自分の子どもの成長に合わせて、ぜひ子育てな日常に取り入れてみてください。
文責 りんごの木管理人 ヒサコ

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