今回は教育がテーマです。いくつかの調査によれば、日本のこどもたちの自尊感情は、国際的にみて、低いということが分っています。そこで、そもそもその感情はどのようにして育っていくものなのか、現在ドイツで心理調査を実施中の専門家のお話をうかがいます。教育関係者、子育て中の方々には特にオススメです。また、私たち自身の心の問題としても、一度考えてみませんか?大変貴重な機会ですので、ぜひ皆様ご参加くださいませ。 (参加無料 コーヒー・軽食つき)
11月6日(金)19:30-21:30
公文式オーバーカッセル教室にて Niederkasseler Kirchweg 112,40547 Düsseldorf Tel 0211/573573
日本人幼稚園の2軒隣です。付近に路上駐車できます。
講師: 柴田 玲子(聖心女子大学心理学科准教授.臨床心理士)
大学病院の小児科や心理教育相談所で,おもに親子のカウンセリングに携わる。現在は,小児科での仕事も続けながら、臨床心理士をめざす大学院生の教育に力を注いでいる。
テーマ: 『子どもたちの自尊感情(について考える』
心理学辞典によれば、自尊感情とは,「自分自身の存在や生を基本的に価値あるものとして評価し,信頼することによって、人は積極的に意欲的に経験を積み重ね,満足感を持ち,自己に対しても,他者に対しても受容的でありうる」とあります。
この自分自身に対する感情を、子どもたちはどのように育てていくのでしょうか。
子どもの心身の健康度のめやすとして使われている子どものQOL(Quality of Life)尺度のなかでも、自尊感情は重要な要素として含まれています。自尊感情は、子どもが自己主張したり、他者配慮ができる基盤となり、子どものやる気やレジリエンス(回復力)にもつながっていきます.臨床発達心理学の立場から、子どもの自尊感情はどのように育まれ、子どもの意欲や困難に遭った時の精神的回復力にとってどのような意味を持つのか、みなさまとご一緒に考えてみたいと思います。
どなたでもおいでください。準備の都合上、できるだけ、事前にお申し込みくださいますよう。
連絡先:culturecafe@outlook.jp
Tel:02132-10024 (水・金 14:00-19:00)
まりこ・フックス